CBについて 1
お久しぶりです、かなり時間が空いたような気がします。
単純に別のことばかりやっていてブログやっていたことを忘れてましたw
これからは少なくとも月に1回くらいは書くようにしようかなと思ってます。
今回はPostflopでよくする、もしくはされるCBについて考え方や実際に打つべきシチュエーションについて書いていきます。
なお教えるのはあくまでABC的な考えなのでpioとかにかけると違う場合が多々あります、なのでちゃんとバランスが取れたアクションをしたい場合はちゃんとGTOの勉強をすることをお勧めします。
まずCBを打つ目的を明確にしておきましょう。
基本的にCBはバリューをとるためか相手を降ろすために打ちます。
また現時点ではそれなりのエクイティがあるが、スケアカードが多い状況ではそのエクイティを確保するという目的でCBを打つこともあります。
この目的でCBを打つのはバリューとしては弱く、ブラフとしては強すぎるハンドが多く、判断が少し難しいので最初はバリューとブラフのCBをしっかり打てるようにしておけばいいと思います。
では実際にどのようなハンドをバリューやブラフ、エクイティの確保を目的として打てばよいのでしょうか。
次のような状況を考えます。
UTG(AsKs) 3bb open
BB call
Board Ah5c8d
BBがチェックをしてこちらにアクションが移りました。
ここでpreflopのレンジを思い出してみましょう。
こちらがUTG
そしてこちらがBBです 。
このBBのレンジはAxsに関しては少しタイトで、実際はAxs全てでコールしていることもありますが今回はこのレンジで進めていきます。
レンジを比較してみるとBB側にはAKより強いハンドがA8s,55,88の3種類、コンボ数で言えば自分がAsKsを持っているので7コンボです。
ではAsKsより弱いハンドでコールしてくれそうなハンドを考えます。
まずATo~AQo,A9s,ATsはコールしてくれるでしょう、逆にこれらのハンドでコールをしないのであればとても簡単にエクスプロイトされてしまいます。
この時点でAsKsはコール、あるいはレイズする相手のハンドに対してエクイティが50%以上あることがわかります。
つまり長期的にこのアクションをすればフロップ終了時点では期待値が+になるのです。
しかも実際には99やTT、8ヒットなどは大体コールしてくれるのでかなりの割合でコールレンジに勝っています。
まさしくバリューベットが打てるパターンです。
次にブラフベットの説明をします。
先ほどと全く同じ状況、ボードでハンドだけAsKsからJcTcに変わったとします。
ボードはAh5c8d、そしてUTGのオープンレンジは大量にAxが含まれているので相手はボードに何も絡んでいないスーコネやK,Qハイはコールが難しいでしょう。
またコールされるレンジのATやTTも自分がTを1枚持っていることでコンボ数が減り、一応バックドアフラッシュ、ストレートが狙えるハンドでもあります。
つまりJcTcはCBを打てば
・本来負けているK,Qハイを降ろせる、
・コールするハンドのコンボ数を減らしている
・仮にコールされてもターンでドローがつく可能性がある
といった理由でブラフに最適なハンドなのです。
最後にエクイティの確保についてです。
今度はハンドをTcTdに変わったものとします。
TTはBBのコールレンジに対して負けていることが多いです、というのもコールされたときはAヒットの割合が多いからです。
つまりバリューとして打つには弱すぎるのです。
そして自分より強いハンドを下すこともできないのでブラフにもなりません。
じゃあcheckすればいいじゃん、となりそうなのですがターンでJ~K,8,7,6,5などが落ちると負ける場合がかなり上がります、つまりスケアカードがかなり多いといえます。
なのであえてTTより弱いK,Q,Jハイやスーコネを下すことで、スケアカードが落ちる前にエクイティを確保しよう、という目的でCBを打つのです。
上の3つをまとめると次のようなCB戦略が考えられます。
相手のレンジに現状では
・かなり勝っている => バリューを取りに行くCB
・かなり負けているが自分より強いハンドを下せる => ブラフのCB
・エクイティはある程度あるがスケアカードが多い => エクイティの確保のCB
最初にも言いましたがとりあえずバリューとブラフを意識して、慣れてきたらエクイティの確保を実践していくのがおすすめです。